周南市や地方のこれからの移住・定住の在り方について学ぶ講演会が行われた。
中山間地域の高齢化に伴い、若者や移住者を受け入れる地域住民に興味を持ってもらおうと公益財団法人ふるさと振興財団が主催。島暮らしのリアルを移住者に伝え、ありのままの島民生活を知ってもらうことで移住者の定住に繋げている総務省地域力創造アドバイザー泉谷勝敏さんが講演。今回は新型コロナウイルス感染症対策としてZoomでのオンライン開催も行われ、合わせて38人が参加した。
初めに「人が減るとどうなるのか」や「どうして田舎に住みたいのか」を考える。これらを考えることで自分たちの住んでいる町の魅力に気づくことができる。続いて「移住者を受け入れるメリット」や「どんな移住者に来てほしい」かを考え、泉谷さんは「周南市を好きになって、ずっと住み続けてくれる人」を大事にしてほしいと話した。最後にPRするためには自分たちの町を知り、移住希望者のニーズを知ることが大切だと強調した。この他、質問コーナーや意見交換が行われ、参加者同士交流を深めた。
参加者は「お子さんを持つ移住者を呼び込むことは地域が生き残るためになくてはならない。取り組む決意を新たにした」。泉谷勝敏さんは「周南市はポテンシャルが高い街。皆さんが楽しくポジティブに取り組んだらもっと変わる。それを楽しみにしています」と話した。
この記事の内容を番組でお伝えしています。
番組名 gyutto(ぎゅっと)
放送期間 4月4日(月)~4月10日(日)
放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
チャンネル 12
キャスター 井上華織 木村修太郎
制作 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE
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