山﨑八幡宮の本山神事の奉納320年の記念誌が発刊され記者発表が行われた。本山神事の保存活動と郷土の文化財伝承の大切さを発信する山﨑八幡宮本山神事保存会の取り組み。
本山神事は1702年に徳山藩三代藩主毛利元次が五穀豊穣を願って奉納したのが起源で、現在は県の無形民俗文化財に指定されている。山車の組み立てには釘を一本も使わず、およそ450キロのかずらで結び、車輪も松の輪切りを使用するなど古くからの習わしを地域で守ってきた。新型コロナウイルスの影響で行事の中止が続く中、320年という節目の年に記録として残る物を作ろうと、昨年6月から制作に取り掛かった。
毎月の会合を通じての意見交換し、周南市教育委員会の協力で写真を中心にお宮の成り立ちから当日までの準備をストーリーで紹介している。記念誌は500部制作し市内の小中学校や自治会などに配布する。今年の山﨑八幡宮本山神事は9月25日(日)に開催予定。
山﨑八幡宮本山神事保存会の門井洋次会長は「皆さんの思いを込めて良いものが出来たと自負している。物語のような記念誌になっているので、学生や幼い人たちにも見て頂けると期待している」を話した。
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番組名 gyutto(ぎゅっと)
放送期間 5月2日(月)~8日(日)
放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
チャンネル 12
キャスター 井上華織 木村修太郎
制作 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE
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