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《国内初?お酒に水素を入れてみた!》

2022.11.02

周南市ではコンビナートで生産される水素エネルギーをまちづくりに活かすため、様々な取り組みがある。一般的に燃料などに利用されるが、お酒に入れたユニークな商品が完成。

その名も「水素晒(さらし)」。地元の酒蔵と水素を作って70年以上の歴史のある総合化学メーカーが異色のコラボで実現した。「お酒に水素を入れてみた。意外といけた!」をキャッチコピーに販売が始まった。

製造したのは飯島町にある酒蔵株式会社はつもみぢ。文政2年1819年に創業した老舗。社長の原田康宏さんは「株式会社トクヤマから“お酒に水素を入れたらどうなるの?”と相談を頂いた。液体の中に入れるのは難しく、何回も試作を繰り返しようやく商品になった」と話す。

株式会社トクヤマは1918年に創立された総合化学メーカー。食品には全く無関係な会社がなぜお酒をつくることになったのか。人事グループの武末正広さんは「水素は産業用に生産しているが、飲み物に入れたことはない。社内で提案するとお酒好きが集まり、ワイワイと楽しく企画が進んだ」と笑顔で語る。水素の生産技術を持ったトクヤマと、酒造りのプロフェッショナルはつもみぢ、双方の技術協力で実現した。

はつもみぢでは純米吟醸や特別純米酒を入れたタンクに水素を充填し、人の手でタンクを振って水素をお酒に馴染ませることで完成させる。

商品ラインナップ2種類。純米酒がベースになっている赤いラベルの「水素晒(720円)」。純米吟醸がベースになっている金色ラベルの「水素晒プレミアム(1,008円)」。

味わいはスッキリとし、雑味が無いのが特徴。はつもみぢで販売さている他、11月5日に徳山駅北口前広場周辺で開催される水素ワクワクみらい博でも販売される。

株式会社はつもみぢ

【場所】 周南市飯島町1丁目40

【電話】 0834-21-0075

この記事の内容を番組でお伝えしています。

【番組名】 これくと

【放送期間】 10月31日(月)~11月6日(日)

【放送時間】 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分

【チャンネル】 12

【制作】 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

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