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《大島干潟の生態系を守ろう》

2023.01.31

脱炭素にむけて。大島干潟の生態系を守ろうと、地元企業や中学生による交流会が開かれた。人工の干潟である大島干潟には、アサリやカキなどの水産動植物が生息し、「大島干潟を育てる会」が保全活動に取り組んでいる。交流会は「大島干潟を育てる会」が開いたもので、近隣の日本精蝋株式会社の社員、鼓南中学校の生徒、県漁協の関係者などが参加した。

干潟に張られた網はアサリの育成を維持するためのもので、月に1度のメンテナンスが必要。

中学生たちは網の下で育ったアサリの間引きを手伝った。間引きを行うことで、アサリが過密になるのを防ぎ、生育環境が良くなる。

網にはカキが育っていて、このあとの試食会のために収穫された。

古くなった網は日本精蝋の社員らが撤去。日本精蝋ではカーボンオフセットの制度で、排出したCO2に相当するJブルークレジットを購入し、間接的にCO2の削減に貢献している。企業がJブルークレジットを購入した資金は、網のメンテナンスなど大島干潟の保全活動に役立てられる。

大島干潟にはブルーカーボンと呼ばれるアマモなどの海藻類が生息し、年間で32.4トンのCO2吸収量がある。

交流会の最後には、大島干潟でとれたアサリ汁や焼きガキの試食会もあり、地元の海の幸の美味しさを味わっていた。

※大島干潟では許可なくアサリやカキをとることはできません。無断でとると漁業権の侵害で処罰されます。干潟の維持管理にご理解とご協力をお願いします。

この記事の内容を番組でお伝えしています。
【番組名】 これくと
【放送期間】 1月30日(月)~2月5日(日)
【放送時間】 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
【チャンネル】 12
【制作】 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

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