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《温泉知ワークショップ》

2023.02.23

防長三名湯の一つとして昔から愛される「湯野温泉」。現在紫水園や芳山園では改装工事が進み、旧国民宿舎湯野荘の跡地には新たな入浴施設が開業する予定。

取り組みが進む湯野温泉を盛り上げようと「温泉知(ち)ワークショップ」が開かれた。環境省の令和4年度新・湯治の効果に関するコンテンツモデル調査の一環。温泉地が大学などの専門機関と連携し「新・湯治」の効果を確認するための計画と調査を実施する。

今回は「湯野温泉を盛り上げる学生のアイデアが欲しい」という湯野温泉事業協同組合の要望に応え、ワークショップに周南公立大学の学生15人が参加した。オリエンテーションでは観光業の現状において少子高齢化や担い手不足が課題であることが説明された。

まずは湯野温泉について知るため、学生たちは地図を片手に改装工事が進む紫水園の客室や温泉の周辺を見て回った。観光スポットである山田家本屋や夏目漱石の「坊っちゃん」のモデルとされる弘中又一の坊ちゃん像などに関心が集まった。

散策の後はグループワーク。発見した湯野温泉の魅力と課題点を書き出す。中にはホタルが見ることができる河原に草が多く入りにくいという意見もあった。

続いて湯野温泉の新しいコンセプトを実現するためのアイデアをチームで発表した。発表には紫水園社長の西田宏次朗さんと芳山園支配人の竹永富夫さんが参加。

学生は「湯野温泉は「天狗」「温泉」「坊ちゃん」の3つのコンセプトがある。パンフレットがごちゃごちゃしすぎだと思った。良い例で湯田温泉では「きつね」と「温泉」でパッとイメージがわく。湯野はイメージがわかない。コンセプトを「温泉」と「天狗」だけにして、まずはパンフレットの改善が重要」と提案し、西田さんは「温泉地あるあるというか、悪い典型。コンセプトとなる幹の部分は大切にしたい。湯野のスタイルを作っていく」と積極的に意見を取り入れる考えを示した。

この記事の内容を番組でお伝えしています。
【番組名】 これくと
【放送期間】 2月20日(月)~26日(日)
【放送時間】 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
【チャンネル】 12
【制作】 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

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