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《心に響く“色”を 周南市を写真集で発信》

2023.03.11

周南を巡る非日常の旅を表現した新感覚の写真集が制作された。手がけたのは株式会社コミクリ周南オフィスマネージャーの和田真純さん。地方創世の一環で周南地域を活性化する取り組みを進めている。周南市のグラフィックデザイナー沖本道代さんと、東京都が拠点のカメラマン岩松晃一さんが制作メンバー。写真集を見た人がバーチャルで旅をしている感覚になるようデザインに工夫を凝らす。アナログの大判カメラの写真が人気で、インスタグラムのフォロワーが10万人を超える岩松さんが写すのは、その地域特有の“色”。風景に溶け込むように佇む女性モデルが、非日常の旅を表現する。和田さんが写真集を作るきっかけになったのが、仕事で訪れた北海道ニセコのリゾートガイド。未開発が多い地域で、地元の有志が街おこしのために制作した写真集に感銘を受けた。観光庁の補助金やクラウドファンディングを活用して周南市でもやってみようと制作を決めた。昨年8月から制作をはじめ、周南市内各地の観光スポットを撮影。およそ1000枚の写真の中から厳選し、88ページにまとめた。和田さんは全体のデザインを統括しながら、ライターとして記事を制作。膨大な作業は大変ともらすものの、やりがいはあると言う。メインコンテンツとなっている大津島での撮影では、島の人々が守ってきた景観の美しさに魅了され、人間魚雷回天という悲しい歴史だけではない島の魅力を、新しい視点で表現することに挑戦した。デジタル全盛期の時代に、あえて紙の写真集で残すことにもこだわる。和田さんは「写真で残すことで100年、200年先に地域の方が守ってきた景観を残したい。」と話す。出来上がった写真集はクラウドファンディングで支援した人へ返礼品として贈るほか、都市圏の一部で配布される。タイトルはYAMAGUCHI luxury BOOK。心に響く“色”を伝える。


■特集を動画でご覧ください。

この記事の内容を番組でお伝えしています。
【番組名】 これくと
【放送期間】 3月13日(月)~19日(日)
【放送時間】 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
【チャンネル】 12
【制作】 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

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