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芙蓉忌 今年で17回目

2023.09.12

周南市出身の俳人、兼﨑地橙孫を顕彰する芙蓉忌が上御弓町で行われた。兼﨑地橙孫の顕彰活動を進めるとともに、周南市の文化・文芸の振興を目的に毎年行われていて、今回で17回目。徳山藩士兼﨑昌司を祖父にもつ地橙孫は明治23年山口市に生まれる。中学時代から俳句を作り始めた地橙孫は、俳人河東碧梧桐に師事し、その才能を開花させる。弁護士として活躍する傍ら、県俳句界の指導者として後進の指導にも力を入れた。句碑にも刻まれている、兼﨑地橙孫の辞世の句「今日の日を包みて了へぬ花芙蓉」を元岳誠会の柴田具子さんが詩吟奉納した。また、第7回小学生俳句コンクールの表彰式も行われた。市内4つの小学校から331句が集まり、山彦俳句会の河村正浩さんにより選句され、14の句が入賞した。最優秀賞は今宿小学校6年の白川瑠菜さんで、優秀賞は須磨小学校2年の田辺由紀子さんと秋月小学校6年の原田美伶さん。兼﨑地橙孫顕彰会の兼﨑人士会長は「小学生俳句コンクールも回を重ねるごとに応募が多くなっていて関心の高さが伺える。今後も顕彰活動を通じて周南市の文化文芸の発展に寄与していきたい」と話した。


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