和田地区の高瀬郵便局で、対面診療とオンライン診療を組み合わせた巡回診療が始まりました。和田地域は平成28年に地元の医院が無くなり、医療機関のない地域となっていたため、住民から新たな診療体制を望む声が上がっていました。今回、鹿野診療所の長沼恵滋医師が高瀬郵便局で対面診療とオンライン診療を行うことで、住民の期待に応えます。セレモニーでは診療所の看板の贈呈が行われました。対面診療では医師と看護師が直接診療を行い、オンライン診療では高瀬郵便局と鹿野診療所をつないで診療します。また処方箋も薬剤師がオンラインで服薬指導を行い、薬は自宅へ配送されます。診療日は毎週火曜日で、対面診療は第3火曜日の午前9時~12時まで。オンライン診療は第1、第2、第4、第5火曜日で、予約制となっています。郵便局を活用した診療は全国初の取り組みです。長沼医師は、平成28年まで和田地域の米光で診療していた長沼医院院長の孫にあたり、「移動に制約があって医療にアクセスできない方がいる。安心感を届けることを一番大切にしたい。」と話しています。
地域の情報などお寄せください。
ccstv@ccsnet.ne.jp