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災害に備えて 粭島で防災知識のアップデート講座

2024.10.16

災害に備えて島民の意識を高めようと、粭島で防災知識のアップデート講座が開かれました。講師は周南市防災アドバイザーの前田貴典さんで、海に面した粭島の地理的特性やお年寄りが多いが住民の顔見知りが多く結束が強いことなどを前提に、防災の基礎を学びました。前田さんは「自身の安全は自分で作ろう」と題して、避難基準や避難方法の種類、自宅避難のすすめなどを説明しました。島内の各地が地震や津波、土砂災害なに強いか弱いかなども図式で紹介され、参加者が真剣にメモを取っていました。特に高潮に注意することや、非常持ち出し品はリュックサックに入る程度にしてよくばらないことなどが強調されていました。また実際の避難では住民の助け合いが重要で、誰が避難していないなどの情報を共有しやすいのも小規模な地域のメリットだと話されました。自宅避難については、日常に近い環境で生活でき、非常持ち出しが不要などのメリットがある一方、立地条件が安全か個々に違う、情報が入りにくいなどのデメリットも強調されました。講座の後は住民が事前に調査した高台への避難経路を確認しました。狭く急斜面の経路もあり、お年寄りに体力的な負担もみられる経路もありましたが、課題を考えながら意識を新たにしていました。


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