中国・四国地方の民俗芸能が一堂に会する「民俗芸能大会」が周南市文化会館で開催されました。この大会は全国5つのブロックで開催されている民俗芸能大会の一つで、今年で66回目を迎える歴史ある大会です。中国・四国地方9県の各地に伝えられてきた伝統芸能を披露し、民俗文化財に対する理解を深めることを目的に開かれています。周南市で開催されるのは初めてで、岡山県や愛媛県など9県から10団体が参加しました。各地域の歴史や生活の中から生まれた民俗芸能が披露され、来場者は思いのこもった公演に見入っていました。山口県からは2団体が人形芝居と神楽を公演しました。各団体とも過疎化や少子化の影響により継承環境が厳しいと話し、「この大会でたくさんの人の目に留まり興味を持ってもらえたら」と話しました。三作神楽保存会の佐藤貴志会長は「いつの時代も伝統芸能の課題は2つ。技術の継承と後継者の育成です。伝承に向けてやれることはすべてやる。子どもたちにつなげていきたいです」と話しました。大会実行委員長は「この大会が民俗芸能の魅力や価値を再認識する機会となり、地域活性化や文化財の保存・継承に繋がっていくことを期待しています」と話しました。
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