プロのグラフィックデザイナーからデザインを学んで、商品の包装紙を作る授業が岐陽中学校で行われました。3年生を対象に、県内を拠点に活躍する福永みつおさんが講師となって、徳山商店街などにある7つの店舗の包装紙をデザインします。福永さんは企業のロゴマークやキャラクターデザイン、商品パッケージなど様々手掛け、令和2年度から岐陽中学校でデザインの授業を担当しています。この日の題材はストリート系の自転車ショップの包装紙で、モノトーンやクールな感じというのがお店の要望でした。生徒たちは夏休みにお店を下見し、それぞれがアイデアスケッチにまとめていました。「お店の特徴を残す」「ロゴや店名を描く」「1色か2色でシンプルにする」などをポイントに、福永さんから構成やアイデアのアドバイスを受けながらデザインを描き起こしました。福永さんは特に「自転車全体を描くのではなく、細かいパーツなど特徴の一部を描いて表現したらインパクトがある。包装紙を広げた時の驚きもイメージしてください」と強調していました。生徒の一人は「自転車から様々にデザインを連想するのが難しいが楽しかった。もらった人が嬉しい気持ちになってほしい」と話しました。福永さんは「実際の包装紙なのでレベルが求められるが、まじめに取り組んでくれた。アイデアが良くても最後までに気を抜かないでほしい。長く愛されるものになれば、デザインの仕事の楽しさも感じてもらえる」と話していました。包装紙は来年2月頃の納品を目指しています。
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