施設の老朽化などを理由に建て替えが行われた新南陽総合支所の新庁舎が完成しました。新南陽総合支所は老朽化した庁舎と西消防署の建て替えのため平成30年からイオンタウン周南内の仮庁舎で業務を行っていました。令和5年9月からおよそ6億3千900万円の事業費をかけて建て替え工事を行い、昨年12月に新庁舎が完成しました。2月24日に行われた記念式典には藤井律子周南市長や、施工業者、地域住民などが集まり、完成を祝いました。新庁舎は新南陽郵便局裏手の旧西消防署跡地周辺に建設されました。延床面積はおよそ915平方メートル。鉄筋コンクリート造の2階建てです。外観は、化学産業とともに発展してきた地域性を意識したデザインでコンクリートやガラス、金属を生かした作りになっています。市民福祉課、地域政策課、教育委員会事務局新南陽総合出張所の窓口があります。防災にも力を入れていて、防災無線室や自家発電設備、マンホールトイレを備えているほか、水道は4立方メートルの水が貯えられる受水槽方式になっています。敷地内には防災倉庫も設置し、非常時の発電機や食料などを保管しています。藤井市長は「防災拠点としても安心して使っていただけますが、普段は何でも相談できる、何かあったときには行ってみようと思われるような、愛される、親しまれる、便利に活用される施設であってほしいです」と期待を寄せていました。
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