写真の全国賞である、林忠彦賞。第３３回の受賞作品が決定しました。林忠彦賞は、周南市出身の写真家 林忠彦の業績を記念し、周南市と周南市文化振興財団が創設した、写真の全国賞です。今回は、８１点の応募の中から大賞が決まりました。受賞したのは、東京都在住の写真家 鶴巻育子さんの写真集及び写真展 「ＡＬＴ」（オルト）。「見ること」をテーマにした作品です。視覚障害者の外出をサポートする仕事に携わり、取材・撮影を重ね制作されています。視覚障害者のポートレートや、障害のある人たちの見え方をイメージして撮影した写真などで構成されています。タイトルの「ＡＬＴ」は、英語で「代わりのもの」や「他の手段」を意味するａｌｔｅｒｎａｔｅ（オルタネート）の略です。視覚以外で世界を感じ取っている人たちの感覚を表現した点が今まで試みた事のないテーマであると評価されました。今回受賞した作品の展覧会は、４月２６日から５月１１日まで周南市美術博物館で開催されます。４月２６日には、遠石会館にて授賞式が行われます。

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受賞記念写真展
【日時】４月２６日（土）～５月１１日（日）※４月２８日（月）、５月７日（水）休館
【場所】周南市美術博物館
【お問合せ】周南市美術博物館　ＴＥＬ0834-22-8880

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