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実習用赤ちゃん模型開発へ 周公大看護学科と徳山高専が連携

2025.05.20

周南公立大学看護学科の実習で使う赤ちゃん模型を、徳山高専と連携して開発する取り組みがスタートしました。周南公立大学看護学科を訪れたのは徳山高専の機械電気工学科の学生と教職員らです。現在看護学科では実習のための赤ちゃん模型を9台保有していて、1台は泣き声や呼吸音を発することができ、残りはオムツ替えや沐浴、着替えなどの作業に使います。これに加えて赤ちゃんの体の動きを再現できれば、学生たちの習熟度を高めるシミュレーションができると、徳山高専と連携開発することになりました。徳山高専の学生からは赤ちゃん模型の手や足を動かすために、シリコン素材の中にパーツや配線、モーターを組み込んで、リアルな動きを再現することが提案されました。実際にイメージ画像やサンプルを見ながら、いかに臨場感のある動きを出せるかを、看護学科の大平光子教授と意見交換しました。徳山高専機械電気工学科4年 シリパン・パンナトーンさんは「今のところは知識がまだ足りませんが、先生方がいればきっと大丈夫だと思います」と話していました。周南公立大学看護学科の大平光子教授は「学生は本当に赤ちゃんのお世話をしている感覚に近づくと思います。その感覚を練習のときから身に着けていければ」と開発に期待を寄せていました。このプロジェクトは今後月に1回程度の打合せをしながら、来年1月頃をめどに試作品を完成させる予定です。徳山高専では最終的に数年かけて製品レベルまで完成度を高めたいとしています。


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