徳山動物園に、木彫りで精巧に作られた鳥の彫刻「バードカービング」作品が寄贈されました。徳山動物園の「自然学習館」。こちらに展示されている、精巧な木彫りの鳥たち。これらの作品を手がけたのは、岩国市に住む中川敏彰さん、81歳です。中川さんは33年前から趣味でバードカービングを始め、これまでに150点を超える作品を制作してきました。今回は「来園者に鳥類の魅力を伝え、自然への関心を高めてほしい」と、およそ30点を徳山動物園に寄贈し、園からはその功績をたたえ、感謝状が贈られました。寄贈された作品は、園内の展示スペースに設置されていて、来園者は間近でその精緻な彫刻を楽しむことができます。鳥の羽の細やかな模様や、今にも動き出しそうな姿勢、そのリアルな表現が、訪れる人々に鳥の美しさと自然への興味を呼び起こしています。作品を寄贈した中川敏彰さんは「作品によっては見てもらえる機会が少ないものもあるので、こういったところで並べて見てもらえるのはうれしいです」と話していました。
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