地域の産業について理解を深めようと、沼城小学校の子どもたちが田植え体験を行いました。沼城小学校は、毎年地元老人会「須々万みどり連合会」の協力で田植えの体験学習を行っています。40年以上続く伝統行事で、5年生の児童31人が参加しました。広さおよそ450平方メートルの実習田に裸足で入り作業を行います。今回植えるのはコシヒカリ。苗を束から3、4本取り出し、張られたロープの目印にあわせて丁寧に植えていきます。多くの子どもたちは、田植えを行うのはこの日が初めて。泥の感触や田んぼに住む生き物に戸惑いの様子を見せながらも、地域の人に教えてもらいながら、およそ2時間で作業を終えました。参加した児童たちは「これだけ大変な作業があると分かったので、お米を食べるのを大切にしたいです」「農家の人たちがこんなにも大変な思いをしていることと、少し楽しいんだなということが分かりました」と話していました。須々万みどり連合会 岸村敬士会長は「子どもに農業に興味を持ってもらいたい。雑草が繁茂する田んぼを見て何か感じ取ってもらいたいです」と話していました。子どもたちは、9月下旬に稲刈りの体験も行う予定です。実習田からは、およそ200キロの米の収穫が見込まれていて、一部を12月に行う地域交流会でおにぎりにして食べる予定だそうです。
■ニュースを動画でご覧ください。
地域の情報などお寄せください。
ccstv@ccsnet.ne.jp