旧庁舎に感謝と別れの気持ちを込めました。旧鹿野総合支所の壁や床をキャンバスに子どもたちがアートを制作しました。このイベントは、今年度解体される旧鹿野総合支所に別れや感謝を伝えるとともに、子どもたちに地域活動へ参加する意識や郷土愛を高めてもらおうと、鹿野地域活性化研究会と周南市が開催しました。地域の小中学生や保護者などおよそ100人が参加し、建物の壁や床に絵をかいて、旧庁舎との別れを惜しみました。旧庁舎は昭和46年に建設された、地下1階、地上3階建ての鉄筋コンクリート造の建物で、かつては80人ほどの職員が働いていました。鹿野総合支所は老朽化などの理由で昨年新庁舎に移転し、旧庁舎は今年度に解体が決まっています。建物があった場所には新たに観光交流施設が建設され、令和9年度にオープンする予定です。参加した子どもたちは、絵の具を筆や手に付けて、壁や床を思い思いに彩っていました。子どもたちは「寂しい」「今までありがとうという気持ちで描きました」などと話していました。鹿野地域活性化研究会 倉冨洋介会長は「寂しいという思いはありますが、それで終わりではなく、今後鹿野が活性化していくように、良い地域づくりをしていきたいです」と話していました。旧庁舎には安全や防犯などの理由で6月16日以降立ち入りができなくっています。
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