周南市北部の4地区が集まり、球技大会が開かれ熱戦を繰り広げました。この大会は、周南市北部の須々万・中須・須金・長穂の4地区が、地区間の交流を深めようと、毎年この時期に持ち回りで開催しているものです。今年は、須金地区体育振興会が主催を務めました。競技は、ソフトバレーボールとインドアモルックの2種目です。各地区から2チームが出場し、2ブロックに分かれての総当たり戦で行われました。インドアモルックは、木製の通常のモルックと異なり、体育館など室内でも使えるよう、軽くて柔らかいウレタン素材で作られ、幼児から大人まで安心して楽しめるのが魅力です。試合は、思わぬ一本で形勢が逆転する場面が見られるなど、最後まで気の抜けない試合が続きました。結果は、両ブロックとも中須地区が優勝を飾りました。インドアモルックに参加した男性は「和気あいあいと北部地区みんなで楽しんでいます」と話していました。一方のソフトバレーボールは、通常のバレーボールより柔らかいボールを使い、1チーム4人で戦う競技です。年齢や体力に関係なく楽しめるのが特徴で、地域の交流や健康づくりの場としても親しまれています。試合では接戦が相次ぎ、須々万と長穂の対戦が特に白熱しました。ラリーが何度も続く一進一退の攻防に、会場からは大きな拍手と歓声が上がりました。ソフトバレーボールに参加した男性は「日ごろから練習していますが、その成果を出して勝つことができて楽しかったです」と話していました。決勝に進んだのは、なんとA・Bブロックとも須々万チーム。子どもたちの声援が飛び交う中、白熱した試合の末、Aブロックから勝ち上がった須々万チームが優勝を果たしました。主催した須金地区体育振興会の髙橋勝己会長は「中山間地域は少子高齢化が一番進んでいる地域なので、いつまで続けられるか分かりませんが、5年10年先も続けられるよう頑張りたいです」と話していました。どの地区もこの大会に向け、日頃から練習を重ねてきたそうで、地区によっては週に1~2回の頻度でトレーニングを行っていると話していました。北部地区では他にも、4年に1度のオリンピックに合わせた運動会を開くなどして、運動を通した交流を行っているとのことです。
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