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《介助の大切さを学ぶ 高齢者体験》

2022.05.27

地域の中にはお年を召した方や障がいを持つ方など様々な人達が暮らしています。住み慣れた街で誰もが安心して生活できる福祉の街づくり。社会福祉協議会はその実現に向けて活動をしています。今回はその活動うちのひとつ、高齢者疑似体験について勉強しました。

高齢者疑似体験とは様々なアイテムを装着することによって高齢者の身体的機能の低下した状況や心理変化を疑似体験することができるプログラムです。今回私は5つのアイテムを使用し体験しました。周南市社会福祉協議会の竹尾さんにご指導頂きながら、まずはひとつずつのアイテムを使います。

ひとつ目は特殊メガネ。このメガネによって加齢により生じる白内障のための色変化、ぼやけて見える状態、視野の狭さを体験します。

続いてはヘッドフォン。これをつけることで、高音が聞き取りにくくなり、老人性難聴特有の聞きにくさを体験します。

更に加重チョッキ。ベストに重りを入れたものを着ることで加齢による前かがみになる姿勢を再現させます。そして最後に足・膝サポーターです。これは下肢の筋力の低下とともに、膝関節が動きにくくなる状態を再現させています。

更に最終段階では全ての体験グッズを装着して階段を上り下りします。身体のあちこちが普段とは全く違う状態。バランスは取りにくく、段差は見え辛いうえに、周りの人の声はあまり聞こません…。いつもなら楽に登れる階段も不安な気持ちになり、ゆっくりゆっくりとしか進むことが出来ませんでした。そうです、実際のところ私は高齢の方は体が動きにくくなる、目が見えにくくなる、と頭では理解しているつもりでしたが、具体的にはどのような状態になるのか、そしてその為どのような気持ちになるのかなど明確に分かっていなかったのです。それと同時に考えたのは介助をする立場の人間が相手の立場をしっかりと理解することの重要性でした。お年を召した方に必要なのは優しい声かけは勿論ですが、その方の立場・状況を理解した上での接し方なのだと感じました。

尚、社会福祉協議会では、今回ご紹介した高齢者疑似体験以外にも、車いすやアイマスクを使用した体験、福祉に関する出前講座を行っているそうです。興味を持たれた方は是非、ご連絡ください。誰もが安心できる福祉の街、それが周南市だったら…こんなに嬉しいことはありません。

(井上華織)

この記事の内容を番組でお伝えしています。

番組名 gyutto(ぎゅっと)

放送期間 5月23日(月)~29日(日)

放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分

チャンネル 12

アナウンサー 井上華織 木村修太郎

制作 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

取材依頼、地域の情報など気軽にお寄せください。

ccstv@ccsnet.ne.jp