香ばしく焼かれたわかめを練り込んだうどん。そしてその上にたっぷりと乗る錦糸卵に牛肉、海苔。それらをつゆにネギともみじおろし、レモンをいれて頂く…すると変わらない味が祖父母に手を引かれ、お店にはじめてお邪魔した幼かったあの日を思い出させます。そう。それが周南市西松原の喫茶赤鬼の看板メニュー「焼めん」です。
焼めんは山口県の郷土料理、瓦そばをヒントに先代の小沢正則さんが生み出した唯一無二の麺料理。お店は一時期お休みされていた時もありますが、それでもその味は変わることはなく…誰からも好かれる焼きめんは、もはや周南市のソウルフードと言っても過言ではないのかもしれません。
さてその焼めん、現在はテイクアウトも可能ですが、実はお土産焼めんなるものがこの度完成しました。早速オーナーの徳重さんにお話しをお伺いすべくリポーターの鶴原咲織さんと私、井上華織の「おりおりコンビ」でお邪魔しました。
赤鬼の面が至る所に飾られた昭和感たっぷりの店内で、お土産焼めんについて紹介してもらいます。聞けばこの商品、コロナ禍で中々周南に足を運ぶことが出来なくなった親族や友達へ、この味をお土産として送りたいという話を沢山のお客様から受けたこと、また地元のみんなが慣れ親しんだこの味をこれから先も絶やすことのないようにとの思いから開発されたそうです。
更には誰でも手軽に食べられるように、と自宅でも簡単に作ることが出来るようになっています。そんな訳で作り方も簡単です。①麺を茹で②流水で締め③炒めて④盛り付けをすれば完成。あっという間ですね。
折角ですので、私たちおりおりコンビも焼めんを作ってみました。更にオリジナリティーをと、自分たち流に盛り付けをアレンジ。鶴原さんはオクラ・大根おろし、レモンを使い見た目も美しくさっぱりと。私は「赤鬼」の名前に因んでキムチ・ウインナー・ゆで卵・チーズを使って鬼の顔を作ってみましたよ。
尚、徳重さん曰く、今後、喫茶赤鬼ではお土産焼めんを作った方を対象にSNSでフォトコンテストを考えていらっしゃるとのこと。皆さん、どの様なアレンジをされるのか…どんな笑顔と一緒に焼めんの写真を撮られるのか…とても楽しみです。
お土産焼めんは1つが2人前で1,320円。喫茶赤鬼、あかおに分店、喫茶赤鬼のHP等より購入が可能です。
この記事の内容を番組でお伝えしています。
番組名 gyutto(ぎゅっと)
放送期間 6月20日(月)~26日(日)
放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
チャンネル 12
アナウンサー 井上華織 木村修太郎
制作 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE
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