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《しゅうなん出前トーク 手話ってなに?》

2022.08.11

小学4年生から6年生を対象にした「聞こえない」とはどういうこと?「手話」ってなに?というしゅうなん出前トークが中央町の周南市学び交流プラザで行われました。

講師は周南市障害者支援課・設置手話通訳者の西村小夜子さんです。西村さんは今から40年以上前に手話に興味を持ち、市の広報をきっかけに手話を学ばれました。はじめは音のない世界に衝撃を受けたそうですが、ろう者の女性の「また来てね」の言葉に支えられ、今日に至るとのこと。また当時、ろう者の行事ごとに小学生の息子を連れて行った際、幼い子ども達がすぐに言葉の壁を乗り越えて、コミュニケーションを取りはじめたことに衝撃をうけ、小さいころからの触れ合いの大切さ・素晴らしさを感じられたそうです。

授業では、まず「聞こえない人」は見ただけでは分からない、ということから始まり、聞こえないという障がいの度合いについて、また手話はいつ頃からできたのかという説明のほか、手話以外のコミュニケーションの取り方として筆談や口話、ジェスチャーや指文字があることなどを学びました。

真剣に授業を受ける子どもたち。西村さんはこの授業を通じて、子どもたちにろう者は耳が聞こえないのでお互い目を見ることが大切。「手話は目で見る言葉」だということを何より伝えたかったそうです。授業の終盤になると子供たちは指文字で自分の名前を伝えられるようになりました。

そこで私は彼らに、今日は何故この講座に来たのか、一番印象に残っていることは何か…など質問をしてみることにしました。友達に誘われてきた子も、元から手話に興味があった子も、聞こえない人と話すときは目を見て話す。聞こえない人が独りぼっちになっていたら、自分の出来るコミュニケーションで話しかける、一人にしない、など思い思いの回答を述べてくれました。

どの子どももしっかりと西村さんの思いを受け取っていました。尚、今回のように市職員に直接私たちの所で市の施策や事業についてわかりやすく説明してもらえる「しゅうなん出前トーク」については、詳しくは市のHPに掲載されています。興味のある方は是非ご確認ください。

(井上華織)

しゅうなん出前トーク ホームページ

https://www.city.shunan.lg.jp/site/mnb/3289.html

この記事の内容を番組でお伝えしています。

番組名 gyutto(ぎゅっと)

放送期間 8月8日(月)~14日(日)

放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分

チャンネル 12

アナウンサー 井上華織 木村修太郎

制作 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

取材依頼、地域の情報など気軽にお寄せください。

ccstv@ccsnet.ne.jp