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《歌って学ぶ悪質商法対策》

2023.02.27

周南市では市民が市政に対する理解を深めるために、市職員が直接、私達市民のもとに出向き、市の施策や事業について分かりやすく説明し、意見交換などを行う「出前トーク」を行っています。今回は消費生活センターが行っている「歌って学ぶ悪質商法対策」についてリポートしました。これは「悪質商法に負けないためのうたの本」を使って、悪質商法の事例や対処法を紹介し、替え歌を歌いながら悪質商法対策を考える、といったもの。今回は浦島太郎の替え歌で「ニセ請求に勝つ」と、うさぎとかめの替え歌で「ことわり音頭」の2曲にチャレンジました。

消費生活センターの戸倉さん、松原さん、田原さんに私は消費者のパートを。さらに…なんと悪徳業者のパートをキムシューが歌います。因みに指揮者は前回、ロールプレイングの劇で息子役をされていた神田さんがしてくださいました。まずは「ニセ請求に勝つ」です。この歌は様々な架空請求に対する替え歌です。悪徳業者は裁判・法的手段など私達消費者に不安を煽るような言葉を巧みに使ってくることが多いのですが、ニセの請求に書かれている連絡先には絶対に連絡してはいけない、といったことを歌っています。更に松原さんはこの歌の解説で、それでも身に覚えのない請求が来た場合には早めに周りの人や消費生活センターに相談してください、と言われていました。

続いては「ことわり音頭」です。こちらは電話関連の詐欺について特化した歌です。これは私たちが、業者さんに断りを入れる「いいです」「結構です」という言葉が曲解されて、了承の意味で取られてしまうことがあるので「いりません」「買いません」「必要ありません」等、はっきりと断ることが大切だという内容を歌っています。松原さんはそれでも日常生活に問題が生じた際、「しまった・困った・どうしよう」と思った時には(何度も言いますが…)身近な見守りの方々や家族・友人・または市役所の消費生活センターに相談することが大切です、と力強く話されていました。尚、消費生活センターでは、市民の皆さんからの要望があれば、少人数でも講師を派遣して出前トークを開いてくださるそうです。その名の通り、歌いながら楽しく学ぶことのできる「歌って学ぶ悪質商法対策」。地区の集会やいきいきサロンなどでご活用されてみては如何でしょうか?

(井上華織)

【動画でご覧ください】

この記事の内容を番組でお伝えしています。
番組名 これくと
放送期間 2月27日(月)~3月5日(日)
放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
チャンネル 12

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