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《フラメンコに挑戦》

2023.04.11

フラメンコはスペイン南部のアンダルシア地方で生まれた2010年にスペインの無形文化遺産に登録されたダンスです。踊り(バイレ)・歌(カンテ)・ギター(トケ)が三位一体となって織りなす情熱的な舞台。…と…いってもキムシューも私もフラメンコはほぼ初心者。そこで今回は周南市住吉町のフラメンコスタジオ「エストゥーディオ バイラバイラ」の植田由加理先生に教えてもらってきました。

植田さんははじめに、日本でフラメンコといえば踊りのイメージがあるけれども、フラメンコは三位一体。聞くことでも見ることでも楽しむことが出来るので、例え踊らなくても手拍子(パルマ)やハレオ(掛け声)でフラメンコの和の中に入ることが可能。みんなで助け合って、自由に自分なりのフラメンコを楽しみましょう、と優しく教えて下さいました。

解説を聞いた後は、いよいよフラメンコにチャレンジです。先生の歌に合わせて、私達もステップを刻みます。…が「あ。あれ?なんだか手と足がキチンとあわないぞ?」と早々に遅れを取り出した私。キムシューは?キムシューはどうなの?と、そっと隣を見てみると…なんとバッチリ踊れているではないですか!?キムシューあなた本当に初心者ですか?(実はキムシュー、本当にこれが産まれて始めてのフラメンコ。因みに私はこれが2回目。何故こんなに差が…。)凹んでばかりはいられません。必死に踊り(バイレ)を練習します。が、やはりキムシューは抜きんでて上手く、植田先生も「木村オセンパイ、すごいわぁ」とキムシューのみべた褒め。先生…私もここにいます。

そしてここで折角ですので、フラメンコの必需品。バイレで使う道具を3点紹介してもらいました。1点目はマントン。踊りの小道具として、背中に背負うようにして使ったり、大胆に振り回して使う大きなショールのことです。

続いて2点目はアバニコ。こちらはフラメンコで使われる扇子。

そして3点目はカスタネットです。実際に先生がそれらの道具を使う様を見せてくださいましたが、道具を使うことによって、より迫力やスパニッシュ感が出て、華やかさが一気に増しました。

さあ、それでは。いよいよフラメンコ本番です。キムシューの目はいつになく真剣です。私も真剣に頑張ります。…手拍子を。いいんです。いいんですよ!先生はみんなで助け合って自分なりのフラメンコをって言われていたんですから!結論をいうと先生のバイレは堂にいって恰好よく、キムシューのバイレも驚くほどキチンと完成していたのでした。そしてそれに花を添える私の手拍子。

フラメンコが終わった後には、3人に世にも奇妙な一体感が生まれたのでした。最後に植田先生は「フラメンコは一緒に楽しむものです。皆さんも一緒に楽しみませんか?踊りましょう!」と優しく笑って言われていました。そう、フラメンコって踊れても踊れなくても楽しいし、その踊りを観ているだけでも十分に幸せなんです。今回はそれを身をもって(特に私は)学べました。そんな懐の深いフラメンコ。あなたも是非、チャレンジしてみてくださいね。

(井上華織)

■特集を動画でご覧ください。

フラメンコスタジオ エストゥーディオ バイラバイラ
【場所】 周南市住吉町2-7 尾崎ビル1階
【電話】 090-9414-3253

この記事の内容を番組でお伝えしています。
番組名 これくと
放送期間 4月10日(月)~17日(日)
放送時間 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
チャンネル 12

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