樹脂粘土で作られた本物と見紛うような美しい椿やスミレ、野イチゴにドクダミ。質感や色合いはもちろん、中にはその大きさまで同じものもあり、思わず見入ってしまいます。粘土は子どもの遊ぶもの…そんなイメージを持っている方にもぜひ知って欲しいのが樹脂粘土です。そしてその樹脂粘土の教室が周南市政所にあります。講師の森脇さんは「樹脂粘土には色が付いていないので、自分の作りたい色を粘土に油絵具を入れて作るところからスタートする」と語ります。自分の手で色や形を一から作りあげる、そんなところが魅力です。樹脂を主原料としているので、他の粘土と比べて耐久性や耐水性が高く、保存しやすいのも特徴です。私も実際に教室に参加させていただきました。今回作るのはミニチュアの大根、ニンジン、ナス、えんどう豆、キュウリです。色を付ける作業は初回のため、先生が事前に行ってくださいましたが、粘土をこねたり、丸めたりする作業は自分で行います。先生の言われる通りにそれぞれの野菜の形を作ります。驚いたのは、ちょっとしたひと手間…例えば、ナスのヘタにはブツブツを入れる、キュウリは少し歪に曲げる等の工程を加えることで驚くほど本物に近く形作ることができました。何をするにも日頃から物事をきちんと見る目・観察することが大切なんだなぁと深く気付かされました。教室は月曜から金曜日に行われていて、午前の部は10:00~12:00で800円+材料費となっています。(事前に予約をお願いします)教室では、皆さんが和気あいあいとした雰囲気で様々な作品を作成されていましたよ。森脇先生の作品は近々では4月12日~13日に道の駅ソレーネ周南で開催される「ほおずき 手作りアンティーク雑貨市」、6月12日~17日には山口井筒屋5Fギャラリーで開催される「6人展」でご覧いただくことが出来ます。(購入することも可能)
(井上華織)
■特集を動画でご覧ください。
樹脂粘土教室オリジナルアートベルクール
【場所】周南市政所3丁目9-16
【電話】0834-62-2266
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