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三作神楽式年祭にむけて 舞子揃いで練習開始

2023.07.19

和田地区の三作神楽伝承館には、保存会のメンバーと富田中学校三作神楽クラブの生徒たち、住民などが集まり、神楽奉納の本番となる11月12日に向け顔合わせした。

広野透総代長が「三作神楽を皆さんと一緒に伝えていけたら。力一杯、精神込めてやって、祭が盛大に終わることを願っています」と挨拶した。

三作神楽は今から1300年以上前、この地区を疫病と大飢饉が襲った時に、平穏な暮らしを願って村人たちが河内社へ23の舞を捧げたのが始まり。

それ以来、6年に1度、五穀豊穣と疫病退散を願って奉納されてきた。昭和45年には有志を中心に保存会が結成され、神楽を永久に伝承することを目的に活動し、平成12年に国指定重要無形民俗文化財に指定された。

舞子揃いのこの日は、式年祭当日に向けた本格練習のスタート。舞手、笛や太鼓を演奏する楽師などが、ベテランメンバーからそれぞれ担当する演目の指導を受けた。

本番まで4カ月を切り、それぞれが技術と体力を高めようと気持ちを新たにした。11月12日の式年祭は、三作神楽伝承館の前に神殿を設け、約8時間かけて23の舞を奉納する。

保存会の佐藤貴志会長は「いよいよ始まった。皆さんが初日から熱を持ってやってくれて手ごたえを感じている。まだ道は長いから、しっかりペースを作りながら引っ張っていきたい」と意気込んだ。


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