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持続可能なコミュニティーの場を 和っ彩マルシェ

2025.03.22

野菜、特産品、加工品、手作り品の販売、喫茶などで賑わう「和っ彩マルシェ」は、周南市和田で令和元年からスタートした交流イベントです。現在は毎月第4土曜日に開催していて、市内外から買い物客が訪れます。令和2年に県の「やまぐち元気生活圏活力創出事業」に採択され、補助金を活用して空き家を改装し、住民や生産者が集う場として運営してきました。マルシェでは季節の野菜、梅干し、わさび醤油漬け、米、高瀬茶、こんにゃく、味噌、お弁当などが人気で、買い物客がくつろげるようにコーヒーを提供する喫茶も賑わっています。喫茶では地元出身のアマチュア写真家宮田達雄さんの作品も鑑賞できます。中でも刀剣研磨師の萩原孝司さんによる包丁研ぎは大好評で、注文が絶えないといいます。キャンプ用の薪も格安で提供します。和田の里駅和っ彩は、周南市が「住み続けたい地域づくり」の計画として推進する「夢プラン」の一環で、和田の里づくり推進協議会の経済部会「活き生き和だ」が運営。運営費はマルシェの売り上げで成り立たせ、補助金に頼らない自主財源の確保を目指しています。部会メンバーの田中清美さんは「メンバーの高齢化という課題はあるが、ここまで続けて定着感はある。住民や生産者の意欲につながるので、力を合わせて一歩一歩確実に持続させたい」と話しました。4月20日(日)には周辺の高瀬で「高瀬の旬をクイーン祭」が開催予定で、和っ彩マルシェも同時開催されます。それに向けて「ワッサイ名物野菜ゴロゴロカレー」を試作中で、当日販売します。「いつかは和っ彩に食堂を作って地域に喜ばれるコミュニティーの場にしたい」と、部会メンバーたちは夢を語ります。


■特集を写真でご覧ください。

和田の里駅 和っ彩
【場所】周南市和田 和田橋向かい側


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