冬から春にかけて周南市鹿野高齢者生産活動センターで作られるのが山代和紙です。ふるさとの伝統品や特産品をつくる同センター。地域のお年寄りたちが働く喜びや生きがいを感じながら毎日を送っています。その中で山代和紙は、江戸時代に長州藩が推し進めていた三白政策である米、塩、紙の一つで、戦後は一度途絶えましたが、昭和54年から同センターで復活しました。現在、和紙漉きを行っているのが長弘京子さんです。書道家である長弘さんは山代和紙の美しさと伝統に魅了され、18年前に和紙漉きの継承者になりました。毎年1月から4月の間に1年分の和紙を漉きます。和紙は地域の作家たちの作品に使われる他、便せんや封筒、はがきなどの加工品としても販売されています。長弘さんの指導で和紙漉きを体験リポートします。
■特集を動画でご覧ください。
鹿野高齢者生産活動センター
【場所】周南市鹿野中734-4
【電話】0834-68-3640
地域の情報などお寄せください。
ccstv@ccsnet.ne.jp