写真の全国賞である林忠彦賞の第３２回の受賞作品が決定しました。林忠彦賞は、周南市出身の写真家林忠彦の業績を記念し、周南市と周南市文化振興財団が創設した写真の全国賞です。今回は７８点の応募の中から大賞が決まりました。受賞したのは岩手県在住の奥山淳志さんの写真集「BENZO ESQUISSES 1920-2012」。北海道の大自然の中で暮らす井上弁造さんを取材したドキュメンタリー作品です。画家になる夢が叶わずとも絵を描き続けた弁造さんが遺した下絵などのエスキースを、彼が暮らしていた土地の自然に重ね合わせ写し込んでいます。奥山さんは林忠彦賞へは４回目の応募で大賞に選ばれました。今回受賞した作品の展覧会は、周南市美術博物館で４月２０日から２９日に開催予定です。また、これまで東京で開催していた林忠彦賞の授賞式が今回から周南で開催されることとなり、日時は４月２０日（土）１４時、場所は遠石会館です。どなたでも参加できます。詳しくは周南市美術博物館までお問合せください。

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