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《徳山海上保安部「救急員」に任命 潜水士などが救助訓練》

2023.03.29

徳山海上保安部の潜水士が海でけが人の応急処置にあたることができる「救急員」に任命され、救助の手順などを確認する訓練が行われた。訓練には昨年12月に徳山海上保安部に配属された巡視艇「なつづき」の潜水士など9人が参加し、このうち2人が「救急員」に任命されている。「救急員制度」では、病院や消防学校などで訓練を受けた海上保安官が、海でのけが人や急病人に対して消防の救急隊員と同様に医療器具を使用した応急処置を行うことが出来る。訓練は貨物船の乗組員がマストの塗装作業中に落下してけがを負ったという想定。潜水士たちは現場の状況を船長から聞き、けが人の様子を観察した後、医療器具を使って酸素投与などの応急処置にあたった。巡視艇なつづきの井上英樹船長は「12月に実際に起こった事を振り返ってやった。ベストを尽くす形で出動はしたが、問題点を洗い出して次の出動に備える。反復が大事でさらに救命率を上げていく。」徳山海上保安部潜水士の安達健太さんは「色んな内因性、外因性がある中で、自分たちで考えながら正しく要救助者を搬送しなければならない。期待に応えられるように訓練を続けたい」と話した。

この記事の内容を番組でお伝えしています。
【番組名】 これくと
【放送期間】 3月27日(月)~4月3日(日)
【放送時間】 ①7時 ②12時 ③18時 ④20時30分
【チャンネル】 12
【制作】 シティーケーブル周南 新周南新聞社 WAVE

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