大潮地区の新しい特産品になればと、５月に着任した周南市地域おこし協力隊隊員の杉のどかさんが大潮産のおからを使ったドーナツを開発した。「小腹におからっ！まるやまドーナツ」は5個入りでプレーンのみと抹茶、こしあん、きなこ、をセットにしたミックスの２種類。子供から大人まで食べやすいサイズで、冷めても美味しく食物繊維が入った体に優しいドーナツ。大潮田舎の店のスタッフと試行錯誤しながら、美味しく食べられるギリギリの量におからを配合し、時間が経っても味が落ちないよう工夫した。おからは大潮田舎の店の人気商品「せせらぎ豆腐」を作る時に出るおからを使う。ロゴマークも杉さんの手作り。杉さんは「ツーリングの方がよく通られるので、食べやすいものは何か考えた、出来たのは嬉しいけど、ここからがスタート。売れるかドキドキする」と期待を膨らませた。鹿野地区で毎月開催されているKANOかくれがマルシェの日に、大潮田舎の店は「いなか喫茶」として参加。まるやまドーナツは目玉商品で、たくさんの人に味わってもらおうと朝7時から仕込んだ。開店と同時に続々と客が訪れ、評判も上々だった。杉さんは「大変だったが楽しかった。もっとたくさんの方の手に届く仕組みを考えたい。ドーナツも色々アレンジができれば」と今後に意欲を見せた。

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