耐震性の不足や老朽化の進行などを理由に３月で閉園する第二保育園で閉園式が行われました。岡田町にある周南市立第二保育園は昭和２８年の開園から７２年間、地域の保育の要を担い、これまでに約２５００人を送り出してきました。閉園式にはこの春卒園した５歳児３０人や藤井市長などが出席しました。藤井市長は「第二保育園を卒園したことを誇りに思ってください」と挨拶しました。代表の園児二人から藤井市長に鍵の返還が行われたあと、「第二保育園の歌」を歌って園にお別れをしました。この春卒園した園児たちは「思い出はけん玉とこまで遊んだこと」「１年生になったら勉強を頑張りたいです」と話していました。第二保育園の田中由紀恵園長は「食育と朝の体操で心と体の基礎はできていると思うので、これからは勉強も頑張りながら、好きなことや得意なところを見つけて、将来の仕事につながっていくといいなと思います」と話していました。建物は６月から解体が始まり、同じ場所に新しい保育施設を建設し、２年後にオープンする予定です。現在第二保育園に通っている子どものほとんどは、４月から新宿通りにある尚白保育園に通うということです。第二保育園と尚白保育園の二つの園は再編整備が進められていて尚白保育園も２年後に閉園が決まっています。

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