1819年創業の老舗の酒蔵「はつもみぢ」が、新たな取り組みとして角打ちスタイルの店「原田酒場」をオープンさせた。

店内は土をイメージした塗り壁に剝き出しの梁、木製のカウンターにテーブルが並び、錆びた鉄柱がどこか郷愁を誘う。

店長の篠原さんに話を伺った。一昨年、はつもみぢは創業200年を超え、次の100年に向けた新たな決意を示そうとリブランディングを行った。その中の取り組みの一つとして立ち上げたのが自社敷地内の倉庫を改装した店で、日本酒の美味しさを伝え、より酒蔵を身近に感じてもらうための角打ちスタイルの店「原田酒場」だ

。メニューには、はつもみぢの代表銘柄「原田」の飲み比べセットや直営店のみで販売する期間限定酒、日本酒モヒートに日本酒夏みかんサワーなどのドリンクがあるほか、はつもみぢの日本酒と田原清香園茶舗の抹茶がコラボした日本酒抹茶ティラミス、ジェラートなどの軽食も提供する。

またアルコールが苦手な人でも店の雰囲気や商品を楽しんでもらえるように、ノンアルコールの麹甘酒ラテ（抹茶）（珈琲）や日本酒の仕込み水珈琲などもある。篠原さんは「再開発の進む町の活性化になればと思っている。原田酒場は繁華街にある酒場。ここでゼロ次会をしてから、夜の町に繰り出してもらえたら」と語る。

（井上華織）

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原田酒場
【場所】周南市飯島町1-40
【電話】0834-21-0075

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